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“電波芸者”田原総一朗の醜態

 2月11日の日曜日の朝、フジテレビの「報道2001」とテレビ朝日の「サンデープロジェクト」を視たら、前者には竹村健一、後者には田原総一朗と賞味期限が切れた2人の番組に都知事の石原慎太郎がゲスト出演していた。

 「報道2001」では、例の“高額出張費”に関して石原に釈明させていたが、石原の釈明はゴニョゴニョと何を言っているのかさっぱり分らない。

 そして後半では竹村が救いのヨイショを始めた。
「どっちが大事かよう考えてみよう、いう言葉があるけどね(中略)この数字(飲食費や旅費)だけを見たら庶民から見たら腹が立つかもしれないけれど、どのくらいの仕事をしてくれたのか、ということもマスコミは言うてほしい」

 これに調子づいた石原は「ぼくは総理大臣並みのことをやってますよ」ときた。よしんばそうだとしても、1人5万円以上の飲食費を公金から支出する理由になるのか。
 もう一方の「サンデープロジェクト」にも石原は出演していた。ここでも石原は笑顔をつくろって穏やかな話しぶりだが、その内容は“開き直り”に終始した。

 ここで石原は「権威ってのは嫌いだ」と言った。石原ほど知事のポストで権威をカサにきている知事はいない。この権威を最大限に振り回して週2日程度しか出勤しないで“兼業”の作家活動にかなりの時間をさいている。年2回の芥川賞の選考委員でも自分を権威づけ、その文芸春秋社から全10巻の“全集”を刊行、自分が脚本を書いた映画の製作総指揮・監督をやり、本を出したりオペラを書いている。つまり東京都の行政と作家活動の2足のわらじをはいている。

 その石原が、銀行への外形標準課税だって「思ったようにいったし」と言った。この銀行に訴えられた外形標準課税は、一審二審で負け、最高裁でも負けそうだった為に、東京都の方から和解を持ちかけたもの。その結果、徴収した税金に金利をつけて返還し、裁判費用だって税金から支出させられている。実質“敗訴”だったこの裁判を「思ったようにいった」などといけしゃあしゃあと「サンデープロジェクト」で言った。

晩節を汚しているのに気付かない
“老害”の石原知事

石原慎太郎を田原総一朗が慰めている
「サンデープロジェクト」

 こうした石原に田原は「ぼくは、いろんなテレビで見てて石原さんが困ったような顔をしたり弁解したり、あんなみっともないの見ていられないの」という。そこで石原は「それは説明しているだけじゃないの」と言うと田原は「あんなのダメですよ」ときり返す。

 これが“電波芸者”田原総一朗の面目躍如たるものだが、少し冷静に考えてみると、疑惑を持たれた知事の職にある石原が、テレビで釈明するのは当然で、それを田原は「みっともない」と言う。これではジャーナリストとしての立場を忘れた個人感情をテレビで臆面もなく言ってのけるのは、も早や“老害”以外の何ものでもない。

 また石原の支持率が落ちたグラフを示したときには「こういう説明を求めていない。石原さんには」といってボードを伏せてしまった。

 「サンデープロジェクト」のスタッフが、報道番組としての自負をもって制作したボードを、個人感情で伏せてしまう田原の精神構造を疑わざるを得ない。

 もっともひどいのは参議院議員の小池晃が「田原さん、いいですか」と発言を求めた時、田原は「はいどうぞ」と言いながら「四男」が関わっていて問題になった都の「ワンダーサイト」の予算が「当初の8倍に膨張している・・・」と言いはじめると田原は「まあいいや」とその発言を遮って話頭をそらしてしまう。

 こんな横暴で偏向した田原を、少なくとも報道番組と称する「サンデープロジェクト」の司会から降ろさなければ、テレ朝自体の見識が問われることになる。



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